日々、色々…

日々のこと、猫のこと…などのんびりマイペースに書いていきます。

映画「パンク侍、斬られて候」ネタバレ含みます。

パンク侍、斬られて候

を観てきました。

宮藤官九郎さんの脚本とゆうことで面白いんだろうなーと、期待していましたが。

 

結論から言うと…

なんじゃこりゃ…苦笑

可もなく不可もなく。という感じ。

…いや、不可はあるかな?笑

 評価がバッサリ判れるのも納得しました。

 

とりあえず、理解しようとしてはいけない映画だと思います。

俳優陣が豪華なのにそれぞれの役がブッ飛んでて、狂っていて、これでもかと言うくらい馬鹿に徹して、ブレない。

内容に置いてかれてしまった私は、役に徹する俳優さん方にただただ見惚れてました(;^ω^)

 

私は原作を読んでいないのですが・・・(すいません(;´Д`A ```

内容を勝手に一言でまとめると、「嘘から始まる藩の崩壊ストーリー?」というところでしょうか(;^_^

最初はちょっと現代風な侍映画でしたが、物語が進むにつれて・・・

・・・ん?

・・・んん???

・・・んんんん??!??

と、どんどんカオスで理解不能で奇妙奇天烈なパンク映画に。

 

主人公(掛ーカケー)が物乞いの親子の父親を突然斬り殺す。

この親子は、国に禍をもたらすと噂の「腹振り党」信者だと掛は言うが、

実は何も関係のない一般市民。

報酬と士官が目当ての掛ーカケーは嘘をつき続け、藩の重臣(内藤)はライバルの重臣を失脚させるためにこれを利用し、掛に「腹振り党討伐」を任す。

・・・が、すでに腹振り党は解散していた。

解散した腹振り党をでっちあげることにするが、思っていた以上に民衆が腹振り党にハマりすぎて完全に腹振り党再建。
暴徒化した腹振り党信者が町中に溢れ、腹を振り踊りまくり、城を焼き払ってしまう始末。Σ(゚Д゚)

制約やらストレスが溢れかえっている社会でワケのわからない宗教に救いを見出だしてしまった市民が一心不乱に腹を振り、踊り、町を破壊していく様はホントに恐ろしくてその様が笑えて鳥肌が立ちます。

後で現代社会でも似たような事が起こりかねないのかも…とか考えてしまったらホントにゾッとしました*1

挙句、言葉を喋るお猿サンが出てきたり、お猿サン軍団と共に腹振り党を相手に戦をしたり、腹振り党の人間とお猿サンが念動力によって空中に浮いて爆発したり、戦を放棄したお猿サン軍団が天へ昇っていったり、腹振りまくって踊ってた人間のお腹が風船みたいに膨らんで天に吸い込まれていったり・・・

まあ、ストーリーの最後の最後はやっぱりな~って感じの復讐劇になりましたが。

 

内容はホントに真面目に考えてはいけないと思います。

いい大人が真面目に馬鹿を演じているので、

何も考えずにストーリーのテンポのよさと、軽快な掛け合いと、カオスすぎて世界観がぶっ飛んでるのをただ黙って見守ることをおススメします(;・∀・)

染谷将太さんのゆとり世代っぷりからの一気に羽目を外してしまった感や、

豊川悦司さんの若者言葉とかウィンクや、

喋るお猿サンが永瀬正敏さんだったり、

浅野忠信さんの謎だらけの新教祖とか、

見所はたくさんあります!

お猿サンと人間が爆発するシーンなど、だいぶ悪趣味なところもありますが(;´・ω・)

これを映画にした勇気を尊敬します。

ただ、映画館に行くときはお一人で行くことをおススメします。

何度も言いますが、観る側に何かを伝えたいとかを求めているような内容ではないので、誰かと一緒に観に行っても観終わった後、語ることは特にないです。笑

あえて言うなら、色んな事に我慢しすぎてる人間はあることをきっかけに爆発して収集のつかないくらいの馬鹿(騒ぎ)になることもあるんだよ~。ってことをいいたかったのでしょうか?(ある意味のぱてぃーぴーぽー的な?)

 

特にカップルとか家族とかと行くと、なんとなく気まずいような・・・何とも言えない空気が漂います(;^ω^)

私も母親と行きましたが、終わった後内容に関しては何も語らず、出演していた俳優さんがすごい豪華だったね~☆くらいな感じで会話終了。笑

後ろを歩いていたカップルさんは面白くなかった、無駄だった、と微妙な雰囲気になってました。可哀想に・・・。

 

あ~・・・ごめんなさい。

もう何を書いてるのか書きたいのかもわからなくなってきました(*_*;

最後に・・・北川景子さんの謎のクールビューティー役、素敵でした☆

あの美しさに救われます・・・(〃ω〃)

*1:゚□゚;